SDGs

SDGsとはSustainable Development Goalsの略称で、日本では「持続可能な開発目標」と訳されています。2015年9月の国連サミットでSDGsは、「誰一人取り残さない世界」の実現に向けて、150を超える加盟国首脳の参加のもとに合意されました。ゴールとして設定された2030年に向けて「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」などの17の目標と各目標の内訳となる169のターゲットが掲げられています。

幸和運輸のSDGsへの取り組み

目標No. 3:
「すべての人に健康と福祉を」

ターゲット3.6

「2020年までに世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。」

取り組み

交通事故防止への取組として、8年前から保険会社の講師を招いてスライドを用いた事故事例紹介と共に、安全教育を行っております。その他に交通事故対策ではありませんが、運送業で最も多い転落事故防止のためのフルハーネスとランヤードを支給しました。法改正に伴い、高所作業のフルハーネス化は周知の通りですが、当社は従業員任せにするのではなく、装備の支給と共に安全教育を行っております。

ターゲット3.8

「全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成する。」

取り組み

従業員の心と体の健康管理として、年2回定期健診を実施し、所見者は医師による指導を行っております。また、人間ドック受診費用の半額助成制度を設けました。

計画

ドライバーの働き方改革を重視し、取組み状況を「見える化」するために「働きやすい職場認証制度(運転者職場環境良好度認証)」の取得を目指しています。

目標No.5:
「ジェンダー平等を実現しよう」

ターゲット5.5

「政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。」

取り組み

現在、所属・部署に関係なく女性が活躍しています。女性運転手も積極的に採用します。

計画

ドライバー職の安全性確保、負荷軽減を進め、人手不足解決の糸口として女性がドライバー職を選択しやすくするための環境整備に努めます。

目標No.6:
「安全な水とトイレを世界中に」

ターゲット6.3

「2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。」

取り組み

寒冷地域の運送会社ではスタッドレスタイヤを夏まで履き潰すのが常ですが、限界まで使い切らず、1割ほど溝を残して履き替える事により、再生する事が可能です。当社では年間おおよそ1400本のタイヤを交換しており、その8%を再生タイヤに回しております。

計画

適切なタイヤ管理を実施する事で、2回再生する事が可能であるため、2025年までに再生タイヤ使用率率を20%とし、環境への負荷軽減に協力します。

目標No.7:
「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

ターゲット7.3

「2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。」

取り組み

現在、古い車両から低炭素型ディーゼルトラックへの切り替えを積極的に行っており、CO2排出などを抑制することで環境負荷を低減し、日々の事業を通じて社会に貢献するための取り組みを強化しています。

計画

今後、全車両の切り替えを2030年までに実施します。

目標No.8:
「働きがいも経済成長も」

ターゲット8.5

「2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。」

取り組み

年齢、性別、家族構成などで、働きたい時間又は働ける時間は様々です。運転手不足解消と従業員のモチベーション維持のため、当社では採用時及び定期面談の際、個人の状況に応じた労働時間の設定を一定の範囲内で選べる雇用体系を構築しました。その効果として、60歳以上の運転手や未経験若年運転手の採用に至っております。

計画

社員の労働時間を削減しながら、給与や売上・利益、そして仕事のやりがいを最大化するため、生産性向上を模索し、社員が働きがいを感じられるような処遇や福利厚生、職場環境づくりに努めます。

目標No.12:
「つくる責任つかう責任」

ターゲット12.5

「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」

取り組み

再生タイヤ使用の他、環境性能が優良なロングライフバッテリーの使用やトラックに必要な液状消耗品(エンジンオイル、尿素、クーラント、ウォッシャー液)を小口容器ではなく、バルク又は大ロットでの購入を推進し廃棄物減少に努めております。その他、運送業は受発注、伝票等で多くの紙を使用するため、電子化によるペーパーレスを推進し、2020年度は前年比約3割削減しました。

計画

運送業で紙の使用量が多くなる最も大きな要因としてFAX受注が挙げられます。荷主様、取引先様にも協力を要請し、FAX受注を削減してまいります。

目標No.17:
「パートナーシップで目標を達成しよう」

取り組み

SDGsに掲げられたパートナーシップ目標は主に国家間の政治レベルのターゲットを指しますが、当社はマクロ経済においても、同様にパートナーシップが重要であると考えます。一部上場企業荷主様等4社と当社の共同出資で設立した北海道飼料物流株式会社はその一例であり、距離や天候等による輸送困難地区や労働人口が少ない地区での安定的な飼料輸送、Co2排出量削減に貢献しております。

計画

当社の経営理念である「社会から信用される企業」であるために地域社会・荷主様・納品先様への配慮と調和を図り、法令順守と高い倫理観をもって事業活動を展開し、私たちに関わる全ての人たちと幸せを共有したいと考えています。

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